世界連邦運動協会の大橋光夫会長は、国連大学学長(国連事務次長)チリツィ・マルワラと、国連中国常駐調整官シッダールタ・チャタジーへの謝意を述べた上で、世界連邦運動がめざす核心を明確化した。すなわち、国連を含む国際機構と国際法の改革・強化を通じて、国家・民族・宗教の差異を超え「共に生きる」社会を実現するという理念である。国際環境が一層流動化するなか、本フォーラムを国連創設80年の節目に未来志向の行動へつなぐ契機と位置づけ、今後の活動に生かす決意を表明した。
レポーター:井門孝紀
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発言全文
ただいまご紹介いただいた、世界連邦運動協会の会長を務めている大橋である。座ってご挨拶をさせていただく。
本日は特に、シッダールタ・チャタジー様のご来場、誠にありがとうございます。また、国連大学のチリツィ・マルワラ学長には、昨年6月にもこの会にお越しいただき、再びのご来場に感謝申し上げたい。本日の主催団体は、その世界連邦運動の国会議員グループであり、私は民間における世界連邦運動協会の会長を務めている。改めまして、大橋である。
世界連邦運動は、国連を含む国際機構や国際法を改革・強化し、究極的には世界連邦を創設して、世界の人々が国家・民族・宗教などの違いを超えて共に生きる社会の実現を目指している。国際社会が混迷している今日、この会合は80周年を迎える国連の未来を考える貴重な機会であり、今後の活動に生かしていくことをお誓い申し上げ、簡単ではあるが、私からの挨拶とする。




