エマニュエル・マクロン 仏大統領がアンゲラ・メルケル 独首相と共にパリ平和フォーラムを開き国際連帯を呼びかけた (11/11/2018)

 ウラジミールプーチン 露大統領、タイイップ・エルドアン トルコ大統領、トルドーカナダ首相や他の首脳と一緒に、アントニオ・グテレス国連事務総長などと、グローバルな問題に取り組むにあたって国連など多国間機関の重要性について討論した。




パリ平和フォーラム
マクロン大統領の挨拶文
パリ – 2018年11月11日

 親愛なる友人の皆さま、
 各国首脳の皆さま、
 親愛なる友人、

 ここで一言だけ、歓迎のごあいさつを申し上げたいと思います。

 第1次世界大戦休戦100周年記念式典の一つの映像が、おそらく歴史に残るでしょう。それはかつて交戦した国々の首脳84人がパリの凱旋門の下で、平和のうちに一堂に会した映像です。とはいえ、将来どうなるか分からないのは、この映像がどう解釈されるかです。国家間の恒久平和の鮮明な象徴となるか、逆に新たな混乱に陥る前に世界が一つにまとまった最後の瞬間の写真となるか?それはわれわれ次第です。

 われわれが生きる世界は、経済危機、環境危機、気候危機、移民問題など、われわれの社会を揺るがす危機によって脆弱化しています。テロ、化学兵器や核兵器の拡散、サイバー犯罪など、絶えず襲いかかる脅威の度重なる出現によって脆弱化しています。人々が待ち望む将来展望を標的にするナショナリズム、人種主義、反ユダヤ主義、過激主義といった悲しい熱情の再来によって脆弱化しています。

 われわれがパリ平和フォーラムを開催したいと思った理由もそこにあります。このフォーラムは毎年開催され、各国首脳はもちろん―ご賛同、ご列席いただいた皆さまにこの場を借りて感謝申し上げます―、国際機関、非政府組織、地方当局、市民団体、企業、財団、知識人、ジャーナリスト、活動家などを代表される方々、トリシャさんがおっしゃったように、今日世界に属し、世界を変えることができるすべての人々にお集まりいただくことを目的とします。

 このパリ平和フォーラムは毎年、この平和を築く作業が毎年少しずつ前進するため、具体的な活動を推進すべく人々にお集まりいただくことを目的とします。そうした理由からも、ここにご出席いただいた2018年ノーベル平和賞共同受賞者のナディア・ムラド氏に感謝の意を表します。後ほど、イラク北部のシンジャールのための財団を通して平和を強化する極めて具体的な計画を発表していただきます。(ナディア氏に)ありがとうございます。

 親愛なる友人の皆さま、われわれが今日ここにいるのは、100年前に戦死したすべての人が、クレマンソーが述べたように、われわれに対して権利があるからです。これはわれわれの義務なのです。100年前、われわれは平和を勝ち取ることができませんでした。フランスとドイツが対立し続けたからです。屈辱から恐慌、全体主義の台頭に至り、20年後、戦争が再び勃発しました。だからこそ、この最初のパリ平和フォーラムの開会のあいさつを、アンゲラ・メルケル首相に是非ともお願いしたいと思いました。親愛なるアンゲラ、どうもありがとう。

 100年前、先人たちは恒久的な平和を築こうとしました。彼らは国際協力の最初の形である国際連盟を創設しました。しかし一部の単独行動主義、経済恐慌、道徳的危機、ナショナリズムなどに乗り上げて大破しました。このパリ平和フォーラムの開会にあたって、お言葉をいただくお2人目にアントニオ・グテーレス国連事務総長を希望した理由もそこにあります。親愛なるアントニオ、ご出席に感謝します。

 皆さま、お話しは以上です。ご出席いただいたことに心から感謝申し上げます。メルケル首相、グテーレス事務総長、ご出席とお言葉に感謝します。それではお2人にお願いします。皆さま、ありがとうございました。



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