【活動報告】UNDP駐日代表 ハジアリッチ秀子氏との歓談 (07/10/2026)

先日、UNDP(国連開発計画)駐日代表のハジアリッチ秀子氏とお会いし、苛烈な現場と政策の中枢を渡り歩かれた20余年の歩みを伺う機会がありました。

同志社大学を卒業後、フィリピン大学大学院およびハーバード大学ケネディ行政大学院にて修士号を取得されました。米国の民間コンサルティング会社やNGOで実務経験を積まれた後、2001年よりUNV(国連ボランティア)として、選挙支援のため当時紛争後のフィジーに派遣されました。2002年には、ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)としてUNDPボスニア・ヘルツェゴビナ事務所に赴任し、ガバナンス・プログラムを担当されました。2006年にはイラク事務所に赴任し、地雷対策や農業復興、貧困削減といった過酷な支援事業を指揮されました。その後もブータン常駐副代表(2011年〜)、スーダン常駐副代表(2017年〜)を歴任され、現地の人々の声に真摯に耳を傾けながら、きめ細やかで力強い支援を展開してこられました。ニューヨーク本部においてもその手腕を発揮され、2007年からは開発政策局にてミレニアム開発目標(MDGs)達成支援に従事されました。2014年からは管理局長室のマネジメントアドバイザーとして、組織改革の推進に深く寄与されました。直近の勤務地となった中東クウェートでは、2019年よりUNDP常駐代表を務められ、2023年4月からは現地国連機関全体を束ねる「国連常駐調整官(UN Resident Coordinator)」の大任を果たされました。

言葉の端々に漂う知性、相手への細やかな気配り、そして透き通るような穏やかな語り口——。どれをとっても洗練された美しさに満ちており、国際外交の荒波を乗り越えてこられた方ならではの、静かで凛とした気品に深く感銘を受けました。世界が複雑な課題に直面するいま、日本と国連との絆を深めていくうえで、これほど頼もしく、かつ魅力的なリーダーをお迎えできたことは誠に喜ばしい限りです。日本と世界をつなぐ新たな架け橋となってくださることを確信しております。(長谷川祐弘)

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