ラサール石井議員は、国連や大国間外交の枠組みを活用して平和を築く努力に敬意を表し、憲法第九条は全文を読めば立法・行政府に「巧みな外交」を要請していると指摘。多国間主義はナショナリズムや被害者意識的利己主義の対極にある「共生の姿勢」だとして、力を合わせて前進しようと呼びかけた。
レポーター:井門孝紀
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発言全文
社会民主党 ラサール石井 参議院議員
国連とともに、大国間外交の枠組みを活用して紛争を解決し、平和を構築しようと尽力されている皆様に、心より敬意を表する。そして私自身も、その努力の一端を担うために本日は勉強のために参加させていただいた。
社会民主党は、「日本国憲法を生かす」、すなわち憲法の理念を現実の法制度に落とし込むことを使命とする政党である。憲法第九条は「戦争」という文脈で語られることが多いが、全文を併せて読めば、立法府や内閣に対して「巧みな外交を行いなさい」という要請をしていることがわかる。
「マルチラテラリズム」という言葉は、正直なところ、あまり聞き慣れないものであったが、「多国間主義」と言い換えると、その重要性を強者意識的な利己主義の対極にある「共生の姿勢」だと考える。困難も多いが、力を合わせて前へ進んでいきたい。 ありがとうございました。




