川原田英世議員は、ロシアと国境を接する最北の選挙区を代表する立場から、世界の分断拡大に対する危機感を表明。日本がアジアで存在感を失いつつあるという若者の意識に触れ、環境分野における日本の強み(環境テック)を誇り、国際社会に積極的に貢献すべきだと提起した。
レポーター:井門孝紀
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発言全文
立憲民主党 川原田英世 衆議院議員
私は、日本の最北に位置し、ロシアと国境を接する地域を地盤とする衆議院議員である。農業と漁業が主要産業である地域を代表している。 .私はバックパッカーとして、若い頃に3〜4年をかけて約80か国を旅した経験がある。その経験を通じて、世界の多様な現実を見てきた。
国連創設80周年という節目の年にあたり、私はこれまで以上に「世界の分断」が広がっていると強く感じている。日々、世界中の友人たちと連絡を取り合う中で、その実感はますます深まっている。こうした状況において、国際連合が果たすべき役割は極めて大きいと考えている。
一方で、日本国内に目を向けると、先ほど言及のあった日本・韓国・中国のリーダーシップの話にも関連するが、近年、日本がアジアの中で何もやろうとしない感覚を多くの人々が抱いているように思う。特に若者たちの間では、日本がアジアの中で存在感を失いつつあるという意識が広がっている。
しかし、本来そうであってはならない。日本の若者が、世界に対して平和的なメッセージを発信する力を失いつつある現状を憂慮している。 一方で、日本は環境問




